CPIサーバー シェアードプランZZ1でWordPressの利用について

CPIのシェアードプランをご利用のお客様から、最近WordPressのアップデートができないというご相談が数件寄せられるようになりました。そのお客様の共通点は以下の通りでした。

  • WordPress5.2.1以上のメジャーアップデート
  • CPIサーバー シェアードプランZZ1を使用

WordPress5.2メジャーアップデートに必要な環境

大きく変わったのは、WordPressで使うPHPの最低バージョンが5.6.20に引き上げられました。
PHP5.6.19以下の環境下にあるWordPressは更新ページを開くと「WordPress 5.2.〇 は PHP バージョン5.6.20以上が必要なため、更新できません。現在の PHP バージョンは5.〇.〇です。」と表示されて更新ボタンは表示されません。
確認したところでは新しくプラグインをインストールする場合、PHPが未対応のためマーケットより導入ができない状態も見受けられます。

CPIサーバー シェアードプランZZ1のPHPバージョン

CPIサーバー シェアードプランZZ1のPHPバージョンは5.6.19が最新バージョンとなっており、PHP5.6.20以降のリリースは予定していないとCPIより回答を得ております。PHPのバージョンは今やPHP7のリリースをホスティングサービス各社は行っている最中に5.6.19以降は打ち切りということでCPIではZZ1利用者にはACE01の乗り換えを促しているようです。

弊害と解決策

まず、このままの環境において数々の弊害が出てきます。

  • 現行サイトの拡張におけるプラグイン等の導入。
    上記でも説明しましたようにプラグインは最新のWordPressに対応するようにアップデートが行われるため、プラグインのインストールもPHP5.6.20以降の環境であることを認識する場合があります。従って現状のままではプラグインの利用も徐々に手狭になってしまいます。
  • セキュリティの脆弱性。
    WordPressはマイナーアップデートも含めセキュリティの脆弱性を強化する要素が含まれています。WordPressは世界中で非常にポピュラーに利用され人気が高い反面、仕組みを熟知している者による攻撃が受けやすい状態にもあります。
  • 新規サイトの構築に最新版が使用できない。
    CPIシェアードプランはマルチドメインが無制限で設けられるため、複数のサイトを運用する利用者多いようですが、WordPressで新規構築を行う場合、当然ながら最新版のインストールを行うことができません。
今後のためにも、この状況を早く解決したいものです。
解決方法としては、「シェアードプランZZ1」から「シェアードプランACE01」にプラン変更をお勧めします。正確には「シェアードプランZZ1」から「シェアードプラン SV-Basic」リリースを待ってプラン変更を行った方が良いでしょう。Ace01はSV-Basicリリースと同時に新規受付は終了されることが予想されます。
プラン変更は以下の通りです。
    1. プラン変更申し込み
    2. 支払い
    3. 入金確認後に新サーバーの設定。完了は2~3営業日
    4. ウェブデータの移行作業(移転代行サービスがあるようです)
    5. メール設定の移行作業(移転代行サービス利用可)
    6. DNSの切り替え申請(申請後1~2営業日)
    7. 動作確認
    8. 旧サーバーの停止日を迎える
    9. プラン変更の完了
※マルチドメインは現状のままとなるそうです。
マルチドメインのご契約を最新のACE01に変更したいという場合には、現行のマルチドメインのご契約のご解約申請のうえ、改めてマルチドメインとしてお申込みが必要なようですので、複数お持ちの方はご注意下さい。

CPIシェアードプランの移転サポート支援ついては、スマートリンクスへお声掛けください。